ヨハネの福音書13章34節
預言者イザヤが伝えたメシア預言、イザヤ書53章にある通り、人々の罪を身代わりに負って刺し通され、自らの命を捨てて人々に命をもたらすというメシア・救い主の使命を果たすために十字架の道を進まれたイエス様は、その前に弟子たちと晩餐をしながら語りかけました。まさに、イエス様の遺言です。
15章13節では、「人が自分の友のためにいのちを捨てること、これよりも大きな愛はだれも持っていません。」と言われたのでした。つまり、イエス様が十字架にかかられるのは、「友のためにいのちを捨てるためなのだ」と言うのです。
イエス様は、弟子たちに遺言を語り終えた後で、その目を天に向けて、父なる神様に祈りました。イエス様が父なる神様のみもとへと行くにあたり、地上に残していく弟子たちを守って欲しいという折りでした。父なる神様が世から選び出した人々をイエス様に任せたのは、選び出したすべての人々に永遠のいのちを与えるためだと語られて、イエス様のもとにあるすべての人々を守って下さいと、イエス様は父なる神様に祈りました。
イエス様は友のためにいのちを捨て、身代わりとなって十字架にかかられて、愛を示されました。その友とは誰でしょうか?イエス様は、その時代の弟子たちだけでなく、全ての時代、全ての国々にあって、人々をご自身のもとへと招き、応答する人々をご自身の友とし、愛を示されるお方です。イエス様は、私たちを友と呼んで下さいます。あなたはイエス様の友とされているのです。

(by 牧師)