礼拝動画
説教要旨
『いっしょに生きて行こう』マタイ11章28~30節
マタイの福音書11章28~30節が朗読されました。ここでイエス様は、世にあって疲れ、重荷にあえいでいる者を、ご自身の元へと来て、重荷を降ろし、イエス様と共に歩んで行こう、「いっしょに生きて行こう」と、語りかけて下さっています。
この時、イエス様はとても思い悩んでいたようです。イスラエルの人々に、神を·じ共に歩む事を、洗礼者ヨハネと共に語り伝えたイエス様でした。イスラエル中の人々がヨルダン川で洗礼を授けていたヨハネの前に出来た列に並んで洗礼を受けました。そしてイエス様が行く所どこにでも大勢の人々が集まって、イエス様の語る言葉に聞き入ったのでした。しかし、ヨハネは権力者の怒りを買って牛屋に入れられ、イエス様自身も祭司や律法学者たちから妬まれ、神を冒涜する者として目を付けられていました。
イエス様自身が、人々の罪によって、この世が如何に生きにくいところとなってしまっているかを肌身で感じながら、世に生きる苦しみという重荷を背負ってあえいでいる人々を憐れみ、「不必要な重荷をおろしなさい。これからは、負うべき荷を共に負いながら一緒に生きて行こう。」とイエス様のもとへと招いたのです。
私たちに、「共に歩もう、いっしょに生きて行こう。」とやさしく愛を注いで下さるイエス様に感動した人々によって、数多くの讃美歌が生まれました。過ぎた2024年の暮れにも、この教会で行われた「ちぎり絵展」をきっかけとして、クリスチャンちぎり絵作家の森住ゆきさんのちぎり絵に寄せられた詩にインスピレーションを受けた小澤聖枝姉によって、一つの讃美歌が生まれました(特別賛美に耳を傾けましょう)。
そして世界中で最も親しまれている讃美歌の一つ、「慈しみ深き」もまた、イエス様の招きへの応答の賛美歌です。祈りに続いて、慈しみ深い友なるイエス様に、私たちの喜びの賛美をささげましょう