9月1日礼拝動画と説教要旨

礼拝動画

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説教要旨

『苦しみから学ぶこと』詩篇119:65~72
私たちが日々の営みの中で経験する様々な出来事の中で、「苦しみ」というものは、できるならば自分から遠ざけておきたいことの一つだと思います。私たちは誰でも、「幸せになりたい」という純粋な欲求があるものですよね。そして幸せの対極にあるものの一つに、「苦しみ」はあるように思うのです。
ところが聖書の中には、こんなことが書いてあります。
『苦しみにあったことは、私にとってしあわせでした。」
これは今日の聖書箇所である旧約聖書の詩119:71にあるのですが、これを書いた人はもしかすると私たちとは違う感覚の持ち主だったのかも知れません。しかしその詩篇の言葉には続きがあります。それは、「それにより私はあなたの教えを学びました。」というものです。
つまり、ある苦しみを通して、大切な何かを学ぶことができ、それは幸せに通じていくというのです。そういう視点で言うなら、私達も苦しみを経験することによって、大切な何かを学ぶということは、確かにあるのではないでしょうか。
愛なる神様は、神様を言じる人に、どんな災にも会わせず、幸せと楽しみだけを降り注ぐお方ではありません。その人を、より豊かな幸いに導くために、時に悲しみや苦しみをも許されるのです。そして神様をじない人に起こる災いも、単にその人を苦しめるための災ではなく、それを通して大切なものに気がつかせるという側面もあるのではないでしょうか。
神様は、すべてのことを通して、一人でも多くの人が神様を知り、共に歩むことを願っておられるのです。なぜなら、神様と共に歩むことこそが、真の幸いであるからです。