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週報


説教要旨
「ダビデ王の系図に現れる若枝」イザヤ11:1~10
先週読んだルツ記は、「さばきつかさが治めていた頃」と始まり、ルツ記の前にある、士師記と同じ頃の事が書かれています。
士師記を読むと、ヨシュアが亡くなった後に、とっても暗い時代が続いていた事がわかります。そのような霊的暗黒時代の中でしたが、ベツレヘムの町では、主なる神様をじる人達の、信仰に生きる誠実な姿が描かれていて、その人たちの上に神様の豊かな導きと恵みがあった事が描かれています。そして、ダビデ王につながる系図によって、ベツレヘムを越えて、イスラエル全体に神様の祝福が及ぼうとしている事が、示されているのです。
本日のテキスト、イザヤ書11章は、『エッサイの根株から新芽が生え、その根から若枝が出て実を結ぶ。」と始まります。ここにある「エッサイ」とは、ダビデ王の父親の名前です。つまり、ダビデ王の系図に、やがてメシア・救い主が現れる事が宜言されているのです。
預言者イザヤは、イスラエルの民が比較的平和な時を過ごす中で主なる神様への求めが薄れて、霊的な暗闇の中にいる事を指摘します。そして霊的な暗闇は、やがてイスラエル全体を暗闇へと飲み込んでいくと警鐘を鳴らし続けました。
しかし、暗闇を照らす光として、メシア・救い主が現れると、イザヤは神様の言葉を預かりました。「ダビデ王の系図に現れる若枝」は、希望の象徴なのです。
