7月6日の礼拝動画と週報

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申命記3 0章1〜10節
「祝福とのろいの契約」
申命記は、旧約聖書の5番目の巻物です。間もなく、ヨルダン川を渡れば約束の地に入るという時、エジプトを脱出した時から、新しい世代になっていたイスラエルの民に、年老いたモーセが、これまでの事を語り聞かせ、これからの事を語り伝えたのでした。
例えば「十戒」は、出エジプト記20章と申命記5章の2か所にあるのですが、出エジプト記では、エジプトを脱出して間もなくホレブの山でモーセが神様から十戒を授かった事が書いてあり、申命記5章では、これからヨルダン川を渡っていく新しい世代に向かい、「大切な事なので良く聞くのじゃ!ワシがまだ80歳の頃、神様はホレブの山で、十戒を2枚の石の板に刻んで我らイスラエルに与えて下さったんじゃ。」と語り聞かせた事が書いてあるのです。
ところが、今日開いている申命記30章は、申命記の中でも特殊な事が書いてあります。カナンの地へと入って行くイスラエルの民からすると、遠い未来の事が書いてあるのです。
申命記3 0章には、イスラエルの民が、神様が与えられた土地から追い散らす事と、追い散らされた場所で、イスラエルの民が神様に立ち返るなら、もう一度神様はイスラエルの民を、神様が与えられた土地へと集められる事が書いてあるのです。
これを聞いていた新しい世代の民は、まさか自分たちが神様から離れて、神様から追い散らされる未来など、想像もしていなかった事でしょう。それでも申命記30章には、想像もしていなかった木来が描かれているのです。
「遠い未来に、私たちイスラエルの子孫たちが神様から心が離れ、神様を無視して歩み、国が滅ぼされて遠い場所へと追い散らされるような事があっても、追い散らされた場所で神様に悔い改めて立ち返るなら、どんなに遠くへと追いやられていても、そこから神様はイスラエルの民を約束の地へと集め、祝福を回復なさるのじゃ。」