マタイ11章28節
私自身、20代に就職して2年という時期に、日本全体がバブル経済の崩壊によって混乱した事で、これからどのようにして生きて行けばよいのか、不安に陥り、とても悩みました。そうした中で、教会に自分の意志で通うようになり、聖書の教えに耳を傾けるようになりました。全でを造られ、私たちを造られた神様が、私たち一人ひとりを愛して下さっていて、私たちに聖書の御言葉を通し、「わたしと共に歩もう」と語りかけて下さっている事を知りました。この教会の壁に掲げられている御言葉、「すべて疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのもとに来なさい。」この御言葉には続きがあります。「わたしがあなたがたを休ませてあげます。あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすれば、たましいに安らぎを得ます。」(マタイの福音書11章28~29節)
神様は、私たちの人生の旅を共に歩んで下さる。「くびき」とは、牛に鋤(すき)を引かせる時、2頭の牛が一つの方向を同じ歩調で進ませるためにつけた木の枠の事だそうです。そのように、イエス様のくびきを負うとは、私たちがこの地上で負わされてきた重荷をおろし、真実に負うべき術を、イエス様と共に負っていく。イエス様と私たちが、同じ歩調で、同じ方向に歩んで行くという意味なのです。
そして、イエス・キリストを、私の神・救い主と受け入れ、共に歩む事を決断した人は、この地上の生涯だけでなく、たとえ肉体の死を迎えても、たましいが天の御国へと移されるのだ、聖書はそう教えているのです。私たちの人生の旅を、決して一人で歩むのではなく、人となられた神様、イエス・キリストと共に歩みませんか。「そうすれば、たましいに安らぎを得ます。」との御言葉の語りかけを信じ、あなたの心に救い主イエス様を受け入れましょう。

(by 牧師)