マタイの福音書1章23節
インマヌエル—神が私たちとともにおられる。救い主が誕生した日を紀元として西暦が定められ、今年は2024年です。その紀元よりも更に700年ほど前のイスラエルに生きた、イザヤと言う預言者に、インマヌエルの約束が神様から与えられました。
『見よ、処女が身ごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。』
神様の奇跡によって男の子が生まれる。その男の子はインマヌエルと呼ばれる。その意味は、神様が人間としてお生まれになられ、人々と共に育ち、人間の喜びや悲しみ、痛みや苦しみさえも、まさに肌身で感じて、私たちが生きているこの世界で、私たちと共に生きていく、という事をあらわします。
インマヌエル—神が私たちとともにおられる。この約束を受け取った預言者イザヤには、人間としてお生まれになる神様・救い主が人々の罪の身代わりとなって、鞭打たれ、刺し通されて、死ぬ事までも神様から告げられました。その身代わりの死によって、人々を罪から救い、永遠のいのちを与える、全ての人々を愛する救い主なのだと、神様はイザヤに約束をし、イザヤはその約束の言葉を、イスラエルの人々に語り、また書き残したのでした。そして、この約束の言葉が実現したのです。それが救い主の誕生、クリスマスなのです。
インマヌエル—神が私たちとともにおられる。2024年のクリスマスを迎えている私たちに、インマヌエルのお方、救い主イエス・キリストは、共にいて下さいます。信じる一人一人の内に宿り、愛を注いでおられます。イエス様を見上げ、共に歩みましょう。
(2024年12月22日(日)クリスマス賛美礼拝メッセージより)
(by 牧師)