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説教要旨
『信仰によって都を待ち望んだ人々』 ヘブル11章
ヘブル人への手紙11章は、1節にこうあります。
『さて、信仰は、望んでいることを保証し、目に見えないものを確信させるものです。』そして2節以降で、旧約聖書に登場する宿仰者の名が挙げられ、その人々の仰のあり方が紹介されています。そして8~1
6節では、創世記に登場するイスラエル民族の父祖、アブラハムを中心に取り扱われています。
(11:8)
『言仰によって、アブラハムは相統財産として受け取るべき地に出て行くようにと召しを受けたときに、それに従い、どこに行くのかを知らずに出て行きました。』アブラハムが属していたのは、他の親族と共に放牧をする群れでしたので、比較的住居を移動しやすい環境であったかとは思います。この時75歳にしてアブラハムは、神様の召しに従う事を決断したのでした。宿仰によって決断したのでした。
(11: 13〜16)
放牧の民であったアブラハムと一行は、地上においては堅い基礎の上に建てられた都を手に入れる事はありませんでした。ただ、主なる神様に言われた通りに、示された地へと出発し、神様が置かれた場所で、日々を過ごし、天に召されて行ったのでした。地上では旅人として、寄留者として過ごしたのでした。
そして神様は、天に召された彼らに都を用意されたのでした。
その都とは、神様によって設計され、建設された、堅い基礎の上に建てられた、天の故郷なのです。