7月7日礼拝動画と説教要旨

礼拝動画

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説教要旨

『パウロはパウロとして』使徒15:30~16:5(16:1~2)
一行がガラテヤ地方リステラへと進んだ時、テモテという青年に出会います。テモテは父親がギリシア人、母親がユダヤ人で、クリスチャンでした。そのような生い立ちで、この地域に住む徒たちの間で評判の良かったテモテを、パウロは第二次伝道旅行の一行に加えたいとの思いを与えられたのでした。
そして、こうあります。『パウロは、このテモテを連れて行きたかった。それで、その地方にいるユダヤ人たちのために、彼に割礼を受けさせた。彼の父親がギリシア人であることを、皆が知っていたからである。」(3節)
皆さんは、この事をどう思うでしょうか?「あれっ?パウロはガラテヤ人への手紙で、異邦人が救われるのに割礼は必要ないと強く主張しているのに、これじゃあユダヤ主義クリスチャンへの忖度じゃないか!ペテロを皆の前で責めておいて、自分だって付度しているじゃないか!!」そう思う方もいると思います。
メッセージ準備の中で、新聖書講解シリーズ「便徒の働き」を読み、村上宜道牧師がこう書いているのを読んで納得しました。
「テモテは父がギリシア人、母がユダヤ人クリスチャンという出生のため割礼を受けていなかった。ユダヤの律法によれば、雑婚による子どもは母親の国籍を継ぐことになる。したがって、テモテはユダヤ人と言ってよかった。」