5月26日礼拝動画と説教要旨

礼拝動画

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説教要旨

『それぞれの力に応じた協力』 使徒11:19~30
「今週のみことば」に掲げた使徒の働き11章29~30節には、バルナバと後のパウロの名があり、世界で最初のキリスト教
会であるエルサレム教会と、その伝道所とも言うべきアンティオキア教会のことが書かれています。ここに登場するバルナバは、「慰めの子」という意味のニックネームで知られています。元々はエルサレム教会からアンティオキア教会へと遣わされ、やがてイエス様に見出され回心したサウロをアンティオキア教会に連れ来ました。


この御言葉が示しているのは、ユダヤ周辺地域に飢饉が起こった際に、エルサレム教会をアンティオキア教会がその力に応じて支援した様子です。麗しい関係が見て取れます。そして、エルサレム教会とアンティオキア教会の関係性のためには、このような「慰めの子」の存在が不可欠だったのだと考えます。


今年、宣教100周年を迎える太田キリスト教会を覚えます。エルサレム教会とアンティオキア教会には、地域性と集う人々に
よる個性・賜物があり、それを認め合いつつ交わりの手を伸ばしました(ガラテヤ2:9)。そのように、太田教会と伝道所である
熊谷教会は、それぞれに与えられた賜物を生かして福音が宣教されると共に、それぞれの力に応じた協力をし、交流を深めて互いの良い点を学ぶことが大切です。そして何より、信仰者一人一人が霊的に「慰めの子」として成長を与えられていくことが大切であるように思います。