4月28日礼拝動画と説教要旨

礼拝動画

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説教要旨

『ペテロはペテロとして』ガラテヤ2章1〜14節
ガラテヤ人への手紙2章前半、ここに書かれているのは、別の側面から見たエルサレム会議です。使徒の働き15章ではマルコを通して、そしてガラテヤ人への手紙2章前半は、パウロから見たエルサレム会議が描かれている訳です。
2章14節に、『突っ込みどころ』を発見しました。ペテロは(ケファという名前で書いてありますが) 異邦人にユダヤ人のように生活することを強いているでしょうか?ただエルサレム教会から再びやって来たユダヤ主義クリスチャンたちに、今どきの言葉で表現するならば、「忖度をした」事は確かなようです。


パウロが述べているように、パウロが異邦人へと遣わされて行く使徒として認められているように、ペテロたちは割礼を受けている者たちに福音を伝え、回心したユダヤ人たちに指導する使徒として召されているのです。


エルサレム会議で、当時のキリスト教会で重んじられているイエス様の弟ヤコブが決定を下したにも関わらず、ユダヤ主義クリスチャンの一部の者たちが、その決定に従うことなく自分たちの主張を繰り返していく事になります。そうした人たちに、ペテロはこの後ずっと関わり続けなくてはならないはずです。ここで、パウロとペテロがとった行動が違って当然ではないでしょうか?


私たちも、時には自分が正しいと思う事を行いも含めて、まっすぐに主張しなくてはならない時があります。しかし時には、また相手を理解しながら、そうではない行動をとらなくてはならない事があるのではないでしょうか。